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【プレゼントあり】美しい絵本 0歳〜

2012年12月4日 13:51 | 約9分で読めます
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「ゆきのひ」ぶん・え エズラ=ジャック=キーツ やく きじま はじめ

 

はじめて「ゆき」を見たときのことを覚えていますか?

それも、朝、目覚めたときに窓越しに見える別世界の風景。

眠っている間に何が起きたというのでしょう。

ピーターは、朝起きて、窓のそとに広がるつもった雪をみます。

そして、朝ご飯を食べてから、赤いコートを着て、雪の世界に冒険へとでかけます。高く積み上げられた雪、雪に足跡をつけたり、木の上の雪を落としたり、ゆきだるまをつくったり・・・。

ピーターは最後に作ったゆきだんごを、あしたも遊ぼうとポケットにしまいます。そして、ベッドに入る前にもういちどポケットに手をつっこんでみると・・・消えてしまったゆきだんご。かなしくなったピーターは、次の日、おひさまがすっかり雪を溶かしてしまう夢をみます。

さて、次の日の朝ピーターが目を覚ますと、本当はどうなっているでしょう。

雪は残っているのでしょうか。

雪を目の前にした子どもであれば、きっとだれもが一度はするような、ゆきとの戯れが単純明快でありながら美しく、また雪への思いがとても良く描かれている1冊です。さあ、ピーターと一緒に「ゆきのひ」を楽しみましょう。

 

 

 

「ゆきのひ」は1963年度のコルデコット賞に選ばれた作品です。

コルデコット賞は、アメリカでその年に出版された絵本の中で最も優れた作品に与えられる賞で1938年から今までに素晴らしい絵本が何冊も選ばれています。賞の名前は19世紀イギリスの絵本作家、ランドルフ・J・コルデコットにちなんでつけられています。ちなみに1996年に東京の小田急美術館でーアメリカ黄金時代の絵本作家たちーというコルデコットを受賞した絵本作家の原画展がありました。恐らく記憶にある中では、私が初めてたくさんの絵本の原画に触れた瞬間であり、絵本の美しさを体感し感動したことを昨日のことのように覚えています。

さて、絵本「ゆきのひ」を開くと切り絵や張り紙でコラージュされた画面に、まず美しい!と思います。自然の美しさには敵わないといつも思いますが、こんな風に自然との戯れが表現できる絵本はすばらしいですね。

そして何より、ピーターという男の子が雪を見たときの、驚きや喜び、わくわくした気持ちが伝わってきて、本当に私たちもそこに居て雪に触れているかのように感じるのです。 雪の日独特のツンとした空気すらも感じそうです。さらに、雪と遊んで帰ってきてからの冷めやまぬ興奮や次の日に、明日も雪がのこっているだろうか、残っていて欲しいというドキドキした気持ちまでも描かれていて、雪と遊んでいるその瞬間だけでなく、「ゆきのひ」のまる一日の気持ちの変化を味わうことができる絵本です。

ここ茅ヶ崎でも私が小さい頃は、随分雪が積もった年もありましたが、ほとんどが積もってもわずか、積もっても翌日にはすぐに溶けてしまうことも少なくありませんでした。ですから、明日も雪は残っているだろうか、という気持ちがとても良くわかります。道ばたの日陰にわずかに残っている雪ですら「あ!まだ残っている!」と興奮したものです。(今もですが・・・)

大人になるとつい足場のことや通勤のことなどを考えて「ゆき」が楽しいものだけではなくなってしまいますが、無条件に雪を楽しめた子ども時代が懐かしくもあります。この「ゆきのひ」の中では大人も無条件に雪と楽しめるはず。お子さんと一緒に「ゆきのひ」を楽しんで下さい。

ところで、この絵本は0歳〜とさせていただきました。お話はまだわからなくても、美しい色彩の絵本は赤ちゃんからでも楽しめます。

以前、5ヶ月ほどになる友人の赤ちゃんに五味太郎さんの「きんぎょがにげた」を読んであげたことがありました。それまであちこち見ていたその子は絵本を目の前に広げてあげると、しっかりと確かに絵に視線をおとして絵を読んでいるのです。自分でページをめくろうとさえしていました。

ああ絵本はやはりこうやって、紙の感触とか、おかあさんやおとうさん、読んでくれる人の匂いとが混ざった空気とを感じながら読んでもらうことにとても意味があるのだなあと感じました。何より自分に話かけてくれているそのあたたかい声を赤ちゃんは聞いて安心しているのですね。

私の友人にも活字が苦手だから、あまり絵本を読んであげていないというおかあさんがいます。絵本は赤ちゃんとのコミュニケーションのツールのひとつ。本を読むという固いものと考えず、いっしょに絵本をめくって、「きれいだね〜。つぎはなにがおこるのかな〜。ねこがいるね〜。」などと話しかけながら楽しんで赤ちゃんとの会話に使ってもらえたらと思います。

最後に先日、茅ヶ崎のギャラリーで開催していた個展「Taiyo no kodomotachi」にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

この場を借りてお礼を申し上げます。いつも展示をするときに思うのですが、親子で絵本を読んでくれている姿がとても好きです。

原画を順番に見ながらお話を声に出して読んでくれる姿もありました。

そんな場面を何回も見せていただいて、本当に感謝です。

お礼も兼ねて、今月はakiオリジナル2013年のカレンダーをミニ絵本付きでプレゼント(絵本当選者含め抽選で5名様)させていただきたいと思います。今年プレゼントさせていただいているミニ絵本の絵がカレンダーになっています。是非、ご応募下さい♪

 

 

エズラ=ジャック=キーツの絵本

ピーターのくちぶえ
くちぶえがふけたらいいなあ!くちぶえの練習を一生懸命したことを思い出します!

ピーターのいす
妹のために自分のベッドをピンクに塗られてしまったピーター。
ピーターの気持ちの変化にご注目!

クリスマスと雪の絵本

サンタおじさんの いねむり
ルイーズ=ファチオ作 かきもと構造絵
こどものときに大好きだった絵本。優しい動物たちの行動にああよかったあ!と一安心。
サンタおじさんのコーヒーとサンドイッチもたまりません。

おおきなツリー、小さなツリー
ロバート・バリー作
おおきいツリーも小さいツリーも、ツリーっていいもの!

まどから おくりもの
五味太郎作
なんだかユーモラスな五味さんのクリスマス絵本です。

子うさぎましろのお話
佐々木たづ作 三好碩也絵
三好さんの色鉛筆の絵が他にはないタッチのクリスマス絵本。

ゆきのひ
加古里子 作・絵
同じタイトルですが、こちらは昔ながらの日本の雪遊びが描かれています。

 

NPO法人セカンドブックアーチ

NPO法人セカンドブックアーチについて

読まなくなった不要な本、またはもう読まないけれど捨てられない大切な本を地域のために役立てたいとの思いから、2007年より茅ヶ崎にて活動を開始。本をこよなく愛するスタッフで構成されており、本というものは読み終わった後に捨ててしまう、売ってしまうといった、たんなる消費物ではないと信じて活動しています。
寄付可能な本は、児童書・単行本・古書・各種参考書など様々。詳しくはホームページをご覧ください。

ホームページ:http://www.npo-sba.com

▼akiオリジナル2013年カレンダー

Filed in: あの子の絵本箱

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文:

1978年生まれ。茅ヶ崎に育つ。 大学時代に死生学に興味を持つ。セツ・モードセミナー卒業。 パレットクラブ絵本コース卒業。絵本ワークショップ「あとさき塾」「チャブックス」に参加。 2005年より、個展等にて作品を発表。第7回逗子市手作り絵本コンクール「優秀賞」受賞。 『てがみぼうやのゆくところ』にて、第35回講談社絵本新人賞受賞。本作がデビュー作となる。 加藤晶子ホームページ「アトリエメクル」 http://atelier-mekuru.com 「てがみぼうやのゆくところ」加藤晶子作 講談社 定価1300円(税別) 書店、amazon等にて販売中

このページに関するつぶやき(2ツイート

  1. 【プレゼントあり】 FuBoLabo「あの子の絵本箱」を更新しました。美しい絵本「ゆきのひ」のご紹介です!

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  2. もう応募しましたか?… http://t.co/aisI0MGt

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