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【プレゼントあり】親しみのあるサンタおじさん 3歳~ 

2014年11月5日 11:28 | 約5分で読めます
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サンタおじさんの
いねむり
ルイーズ・ファチオさく
文・まえだみえこ え・かきもとこうぞう 偕成社

クリスマス・イブのばんに プレゼントをくばりに でかける サンタおじさん。
サンタおじさんのおくさんは サンドイッチとコーヒーをわたします。ただし、おなかがいっぱいになると ねむくなってしまうので、まちについてから たべること。

さっそくでかけていく サンタおじさんでしたが、とちゅうの もりのなかで ついついサンドイッチとコーヒーにてを つけてしまいます。おなかがいっぱいになって やはりねむくなってしまいました。さあ、たいへん。サンタおじさんは ぶじに プレゼントを とどけることができるのでしょうか?!

プレゼント

 

絵本をもっとめくってみる

この絵本は私が子供の頃に好んで読んでいた1冊です。

特に寒い雪の中、ポットから湯気のたつあたたかいコーヒーを飲み、オレンジのボックスに入ったサンドイッチを食べるシーンはお気に入りでした。大人の飲み物コーヒーですが、子供心にこの組み合わせにたまらないものを感じていたのだと思います。サンドイッチが入っているボックスもまたよくて絵を描かれた柿本幸造さんのセンスを感じます。

正直、文は少し多めですが、その長さを感じさせずにどんどんとお話は進んで行きます。

また、単純明快なストーリーなのでまだ小さな子供でも理解して楽しめるお話です。

さて、この絵本の末尾にも「この絵本について」というあとがきが少し載っています。それを読むともともとはルイーズ・ファチオという作家が夫のロジャー・デュボアザン(ガチョウのペチューニアなど名作絵本を生み出している作家です)と一緒に手がけた絵本だそうです。なぜ、そのまま翻訳ものとして出版されていないのかというと原書は色彩も限られた絵物語風の小型本で、絵本にしたらもっと楽しい作品になるのではないかと文を手がけた前田三恵子さんの考えからこの日本版「サンタおじさんのいねむり」は生まれることとなったのです。柿本幸造さんの絵になじんでいる日本の子供たちはより一層この遠い国のサンタクロースに親しみを覚えることでしょう。名前はわからなくてもこの絵見た事あるなあという方は多いはず。

そして、眠ってしまったサンタおじさんの物語には森の動物たちが代わりに街にプレゼントを届けにいくという楽しい展開が待っています。きつねやリスやうさぎやくまやことり・・・様々な森の動物たちがサンタおじさんのために、それぞれ自分の身体の大きさにあったプレゼントを抱えてえんとつに届けにいくシーンは、きっと読んでいる子供たち自身もその動物の一員になってサンタおじさんのお手伝いをしているような気分になることでしょう。そして、どんな展開の絵本でも読んだあとに「あーよかった」と子供たちがほっと安心できる結末が用意されていて欲しいもの。この絵本にも「あ~よかった」がちゃんと用意されていますよ。

絵本バックナンバー

★柿本幸造さん画の代表作★

どうぞのいす
(ひさかた絵本傑作集)
香山美子さく

しゅっぱつ しんこう! 三田村信行

★どんくまさんシリーズ

どんくまさん
蔵富千鶴子さく

どんくまさんの
クリスマス
蔵富千鶴子さく

どんくまさんと
おたんじょうび
蔵富千鶴子さく

プレゼント

NPO法人セカンドブックアーチ

NPO法人セカンドブックアーチについて

読まなくなった不要な本、またはもう読まないけれど捨てられない大切な本を地域のために役立てたいとの思いから、2007年より茅ヶ崎にて活動を開始。本をこよなく愛するスタッフで構成されており、本というものは読み終わった後に捨ててしまう、売ってしまうといった、たんなる消費物ではないと信じて活動しています。

寄付可能な本は、児童書・単行本・古書・各種参考書など様々。詳しくはホームページをご覧ください。

ホームページ:http://www.npo-sba.com

Filed in: あの子の絵本箱

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文:

1978年生まれ。茅ヶ崎に育つ。 大学時代に死生学に興味を持つ。セツ・モードセミナー卒業。 パレットクラブ絵本コース卒業。絵本ワークショップ「あとさき塾」「チャブックス」に参加。 2005年より、個展等にて作品を発表。第7回逗子市手作り絵本コンクール「優秀賞」受賞。 『てがみぼうやのゆくところ』にて、第35回講談社絵本新人賞受賞。本作がデビュー作となる。 加藤晶子ホームページ「アトリエメクル」 http://atelier-mekuru.com 「てがみぼうやのゆくところ」加藤晶子作 講談社 定価1300円(税別) 書店、amazon等にて販売中

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