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【プレゼントあり】絵本をめくってみる~目にあふれ出る優しさ~

2014年9月4日 9:42 | 約4分で読めます
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ジオジオのかんむり

ジオジオのかんむり(こどものとも絵本)

これは、ライオンの中でも一番強くて、みんなから怖がられているけれど、ひとりぼっちでつまらないなあと思っている、年老いたジオジオというライオンのお話です。
あるひ、卵を産むのに安全な場所を探している鳥にであいます。
ジオジオは自分の頭の上の冠の中に産んではどうだろうと提案します。
強いライオンの冠の中ですもの。ひょうもへびも近づけません。
卵の具合を気にかけるジオジオ。やがて、春がきて、卵がかえり・・・。
もうジオジオはつまらないなんて言いませんよ。
中谷千代子さんの力強くも優しい画風がこのお話にぴったりです。

 

プレゼント

 

絵本をもっとめくってみる

子供の時分、飼っていたセキセイインコが、卵を産みました。
かごの中の木の巣箱から白い卵がちらりと見えて、子供心にとても興奮しました。
ある日、かごの掃除をしようと手を入れたとき、母インコは小さい身体を思い切りばたつかせて、キィー、キィーと叫びながら私の手に向かってきました。それは今までに見たことのないような怒りっぷりでした。親鳥がどこに巣を作るかというのはとても重要なことです。まして自然の鳥たちはあらゆる外敵からまだ産まれていないわが子=卵を守らねばならないのです。この絵本でも一度は卵を全部だめにしてしまったと母鳥が言っています。
みんなから怖がられているジオジオの提案を母鳥は全く疑いも恐れもせず喜んだのはなぜでしょう。
人間でも体格がよく、一見、強面だけれども実は心根の優しい人というのは沢山います。
そういう人は大抵、目が穏やかでかわいらしいような気がします。
この絵本のジオジオも見てください。どのページのジオジオの目もとても噛み付いたり
怒鳴ったりするようには見えません。きっとそれが鳥のお母さんにはわかったのですね。
実際、雨が降れば鳥や卵が濡れないように大きな木の下で雨宿りをしてジオジオも卵を
守っているのがわかります。歳をとって、目が良く見えないジオジオですが、最後のページのジオジオの目や表情はどのページよりも穏やかで、幸せそうです。

 

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プレゼント

NPO法人セカンドブックアーチ

NPO法人セカンドブックアーチについて

読まなくなった不要な本、またはもう読まないけれど捨てられない大切な本を地域のために役立てたいとの思いから、2007年より茅ヶ崎にて活動を開始。本をこよなく愛するスタッフで構成されており、本というものは読み終わった後に捨ててしまう、売ってしまうといった、たんなる消費物ではないと信じて活動しています。

寄付可能な本は、児童書・単行本・古書・各種参考書など様々。詳しくはホームページをご覧ください。

ホームページ:http://www.npo-sba.com

Filed in: あの子の絵本箱

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文:

1978年生まれ。茅ヶ崎に育つ。 大学時代に死生学に興味を持つ。セツ・モードセミナー卒業。 パレットクラブ絵本コース卒業。絵本ワークショップ「あとさき塾」「チャブックス」に参加。 2005年より、個展等にて作品を発表。第7回逗子市手作り絵本コンクール「優秀賞」受賞。 『てがみぼうやのゆくところ』にて、第35回講談社絵本新人賞受賞。本作がデビュー作となる。 加藤晶子ホームページ「アトリエメクル」 http://atelier-mekuru.com 「てがみぼうやのゆくところ」加藤晶子作 講談社 定価1300円(税別) 書店、amazon等にて販売中

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