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【プレゼントあり】怖さの中の可笑しき昔話

2014年1月7日 9:33 | 約4分で読めます
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だいふくもち

だいふくもち
田島征三さく
福音館書店

あるひ、怠け者のごさくの家の床下から声が聞こえてくる。

ごさくが床をめくってみると、そこにはなんと まんまるい、ひしゃげただいふくもち。

だいふくもちは腹が減ったから、あずきを食わせろという。

ごさくが、だいふくもちの上に あずきをのせると、あずきを食べた だいふくもちは ぽこんと、こんまい だいふくもちを たくさんうんだ。それを売って金儲けを始めるごさく。どんどん欲が出て、ある日、だいふくもちに やまもりのあずきを 無理に食わせる。

欲にまみれた ごさくのさいごの結末は・・・。

 

プレゼント

 

 

絵本をもっとめくってみる

この絵本を大人になってから読んだとき、昔テレビでやっていた「まんが日本昔ばなし」で語りをしていた市原悦子さんの声が自然と聞こえてきた。

土佐弁の方言で書かれたこの絵本はまさに子供の頃に見た、聞いた、読んだ昔話のようだった。

そして田島征三さんの力強い絵。田島征三さんの生命力ある絵はいつも見ても引き寄せられるし、子供に見せたい、読ませたい絵本の1つだと思う。力強いけれど、どこかユーモラス。そのユーモラスさが、この絵本の恐ろしい結末に、ただ子供を怖がらせるだけではない魅力がある。

1970年代に出版されたこの絵本。最初は大人向けの絵本だから出版できないと断られたそうだが、当時の福音館社長だった松井直さんは「私は、こんな作品を出すために「こどものとも」を創ったのです。」と言ってくれたと本人のホームページは語っている。

*「こどものとも」福音館書店が出版している月刊絵本シリーズ。

 

★田島征三さんの作品で特に好きな絵本

ふきまんぶく (田島征三)

しばてん (田島征三)

とべバッタ (田島征三)

ふるやのもり(こどものとも傑作集)

プレゼント

 

■あけましておめでとうございます。

早いもので絵本レビューも2回目の年明けを迎えました。いつもご愛読いただきありがとうございます。本年も楽しい絵本をご紹介できればと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。

昨年、第35回講談社絵本新人賞を頂き、11月にはその受賞報告を兼ねてのお礼展を開催。多くの方にお越しいただき、お祝いのお言葉もいただきました。本当にありがとうございました。
今年中旬にはいよいよ受賞作「てがみぼうやのゆくところ」が出版されます。
現在、講談社絵本通信にて「加藤晶子の制作日記」を掲載中です。2014年6月まで毎月25日更新です。出版までこちらをどうぞお楽しみ下さい。

http://bookclub.kodansha.co.jp/ehon/production_diary/index.html

 

NPO法人セカンドブックアーチ

NPO法人セカンドブックアーチについて

読まなくなった不要な本、またはもう読まないけれど捨てられない大切な本を地域のために役立てたいとの思いから、2007年より茅ヶ崎にて活動を開始。本をこよなく愛するスタッフで構成されており、本というものは読み終わった後に捨ててしまう、売ってしまうといった、たんなる消費物ではないと信じて活動しています。
寄付可能な本は、児童書・単行本・古書・各種参考書など様々。詳しくはホームページをご覧ください。

ホームページ:http://www.npo-sba.com

Filed in: あの子の絵本箱

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文:

1978年生まれ。茅ヶ崎に育つ。 大学時代に死生学に興味を持つ。セツ・モードセミナー卒業。 パレットクラブ絵本コース卒業。絵本ワークショップ「あとさき塾」「チャブックス」に参加。 2005年より、個展等にて作品を発表。第7回逗子市手作り絵本コンクール「優秀賞」受賞。 『てがみぼうやのゆくところ』にて、第35回講談社絵本新人賞受賞。本作がデビュー作となる。 加藤晶子ホームページ「アトリエメクル」 http://atelier-mekuru.com 「てがみぼうやのゆくところ」加藤晶子作 講談社 定価1300円(税別) 書店、amazon等にて販売中

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