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【プレゼントあり】「おとうさんのぼくは…」

2015年5月8日 13:07 | 約4分で読めます
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「ぼく」絵とぶん 井上洋介

ぼくがめをさますと ひげがはえていて
ぼくのおくさんは いぬで こどもは もぐら
おとうさんの ぼくはかいしゃに いかなくちゃ!

おとうさんになったぼくの いちにちが ぼく目線で
描かれている 楽しい1冊です

 

絵本をもっとめくってみる
井上洋介さんの作品を一言でいうと「媚びない絵とお話」ということにつきそうです。
それは戦争を体験されている井上さんの絵や絵本に対する姿勢そのものから生まれてくるものかもしれません。
私の中で井上洋介さんと言えば、神沢利子さん作の「くまの子ウーフ」
小学校の教科書にも載っていましたが、本も持っていて姉とよく読んでいた大好きな1冊でした。
ゆるいフォルムのおとぼけな顔をしたくまの子のウーフは親しみを覚えるイラストレーションで
くまの子ウーフの性格そのもの。いい感じに気の抜けたウーフは今でも古い友人のように記憶に残っています。

今回はぼくがおとうさんになったら、きっとこんな感じというぼく目線のお話。

まるで1人の男の子が目の前にいてお話をしてくれているようです。
男の子版おままごとという感じでしょうか。
小さい人たちは時々頭の中で大人の世界にいる大人の自分を見ているのかもしれません。

ひげは大人にしか生えないもの
おとうさんは会社に行くもの
会社では「しごと」をするもの

子どもたちは意外と常識的なんですね。
ステレオタイプな大人像、おとうさん像ではありますが
彼らの知っている大人の世界を総動員させてこのおとうさんの僕の世界は作られています。

それでもお話を面白くさせているのが、既成概念のない、先入観のないぼくの発想。
会社が木の上にあったり、かぶとむしのトラックが走っていたり、ひらがなや数字のお仕事なんてのも
いかにも子どもらしい!

自由な発想というのはほんの少しの常識と先入観のない視点(知らないということ)で作られるのかもしれません。

お子さんと一緒に「おとうさんのぼく、おかあさんのわたし」の一日はどんなか話してみるのも良いかもしれません。
「こどもになったおとうさんや、こどもになったおかあさんなんてのもやってみてはいかがでしょう!
絵本バックナンバー

★井上洋介の絵本★

くまの子ウーフ (くまの子ウーフの童話集)

でんしゃえほん


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読まなくなった不要な本、またはもう読まないけれど捨てられない大切な本を地域のために役立てたいとの思いから、2007年より茅ヶ崎にて活動を開始。本をこよなく愛するスタッフで構成されており、本というものは読み終わった後に捨ててしまう、売ってしまうといった、たんなる消費物ではないと信じて活動しています。

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ホームページ:http://www.npo-sba.com

Filed in: あの子の絵本箱

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文:

1978年生まれ。茅ヶ崎に育つ。 大学時代に死生学に興味を持つ。セツ・モードセミナー卒業。 パレットクラブ絵本コース卒業。絵本ワークショップ「あとさき塾」「チャブックス」に参加。 2005年より、個展等にて作品を発表。第7回逗子市手作り絵本コンクール「優秀賞」受賞。 『てがみぼうやのゆくところ』にて、第35回講談社絵本新人賞受賞。本作がデビュー作となる。 加藤晶子ホームページ「アトリエメクル」 http://atelier-mekuru.com 「てがみぼうやのゆくところ」加藤晶子作 講談社 定価1300円(税別) 書店、amazon等にて販売中

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